三十路と片麻痺と2匹のインコ

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コーヒーと無知

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コーヒーは好きだ。

心を休める、落ち着かせるために飲むこともあるし、体を落ち着かせる、温める為に飲むこともある。

こだわる人にとっては不動や電動のミルを用いて、お気に入りの豆を挽いたりすることもあると聞くが、ずぼらな僕は専らインスタントコーヒーを愛飲している。

インスタントと言えど種類も多く値段も様々だ。オーガニック系やカフェインレスタイプ、アイスコーヒー専用等、意外とバラエティに富んでいる。

そんな僕は素直にディスカウントストアで、その時セールになっていたりする一番安いものを選んでいる。隙とは言ったがこだわろうと思えるほど熱が入っているわけでもない。むしろこだわって選ぶとしたら、マグカップや水である。昔から僕はそういう“周辺小物”が大好きな人間だ。

そんな“中身より外身を気にするタイプな僕がたまに背伸びして高めのコーヒーを飲むことがある。職場に設置されているカップタイプのコーヒーである。

ちゃんとその場で挽かれた豆を使用するというこだわりが、無類のコーヒー好きにも、知識の浅いライトなコーヒー好きにもウケそうな自販機となっている。

 

そこで極たまにコーヒーを買うことがある。たまになので回数も決して多くない。2週に1度程度だ。週刊雑誌より頻度が低い。

しかし今日は状況が違った、前回より1月近く期間が空いたのだ、カップルだったら会いたく会いたくて震わずにはいられなさそうなほどの期間だ。

いつものコーヒー、ミルク多め砂糖無し、普段と変わらないカスタムだが、今日は味の感じ方に違和感があった。

美味しいのかまずいのかよくわからない、ただコーヒーを飲んでいるという“だけ”の感覚だ。味覚音痴というか、判断がつかなかった。のんびり落ち着くために勝ったつもりが、まさか飲む前より心を惑わされてしまうとは思いもよらなかった、

恐らくほとんどインスタントばかり飲んでいたせいで、おいしいコーヒーを知らない体だっただけにちょっと豆から淹れられたコーヒーというものがどう迎え入れたらいいか分からなかったのだ。

しかしこの説は違う。ドリップタイプはのんだことあるし他のカップ自販機で買った経験もある。

それではなんだろうか、この違和感はなんだろうか、すっきりしないモヤモヤを抱えたまま明日もインスタントコーヒーを啜るのだろう。